お薬の待ち時間を減らすために分包機を新しくしました

分包機ってなんだろう?

皆様にお薬を渡す時に薬が袋に分かれていると思いますが、分包機はそれらの錠剤や散薬(粉薬)を一つ一つ袋に分けて袋詰めしてくれる機械です。

今までの分包機は錠剤では一度に28袋の錠剤、もしくは21袋の散薬を作成していました。

しかし散薬は人の手で同じ分量に調節する必要がありV字部分に散薬を入れたあとにへらを使い同じ量に調節する作業があり、調剤に時間がかかっていました。

作成後に量にばらつきやゴミが入っていた場合には作り直すこともあったためお時間を頂くことがありました。

作成できる数も最大で21袋でしたので、1か月に2回の投薬をする場合に60袋必要になりますが、その場合に同じ作業を何回か行わなければならず時間がかかっていました。

 

開院5年目となり診察件数が増え、お薬を作成する回数も開院当初よりかなり増えてきました。

今まで使用していた分包機ですとお薬作成に時間がかかり、お待たせする時間が増えてきてしまったため、待ち時間が少なくなるよう新しい分包機を導入いたしました。

今回導入された全自動散薬分包機は手作業で散薬の量を調節する必要が無く、自動で同じ分量に分けてくれます。

しかも錠剤は1度に48袋、散薬は93袋を作成することができようになり、時間と手間が大幅に短くなりました。

 

お薬はどうやってつくるの?

<散薬編>

<錠剤編>

お薬の種類が多かったり処方日数が多いと作成にお時間がかかりますが、全自動散薬分包機の導入により調剤のお時間が短縮されるので、お待たせするお時間を短くすることができます。

またお薬をお出しする際、形状のご要望がある場合や上手にお薬を飲ませることができない、どうしても出してしまうなど投薬が困難な場合には様々な方法をご提案させていただきますのでお気軽にスタッフまでご相談ください。

この記事を書いた人

根岸 真由(愛玩動物看護師)
反抗期の子供を持つ2児の母。大きな犬と体当たりで遊ぶことが大好きで自宅でも中型犬と暮らしている。現在はさらに猫を迎え、犬とはまた違った可愛さに魅了されてメロメロ。スタッフのお母さん的な存在として、後輩スタッフの指導にも尽力している。