日本には狂犬病がないのにワクチンを打たないといけないのはなぜですか?

日本では狂犬病予防法にて、犬を飼育している方は接種義務があり、予防接種を怠ると罰則があります。狂犬病は発症すると致死率100%の恐ろしい病気で哺乳類全般が感染します。現在、日本は清浄国ですが世界に目を向けると、多くの国で毎年死亡患者が出ている病気です。2006年に国内でも狂犬病による死亡患者(海外旅行中に犬にかまれて感染)が2人確認されています。WHOの調査で日本国内に狂犬病ウイルスが侵入した際にワクチン接種率70%を超えていることが病気の蔓延を防止できる目安となることが報告されております。病気の存在などでワクチン接種が適当でないと獣医師が判断する場合には接種を行わないこともございますので、ご不安な方は一度ご相談ください。