共感するものはありますか?動物病院あるあるをご紹介します!

インスタグラムやTikTokでも話題にのぼる、さまざまな「あるある」

今回の記事では動物病院、ならびに動物病院で働くスタッフの「それ、わかる!あるある~!」をご紹介します。

スタッフに聞き取り調査をおこなったところ、あるあるには大きく分けて仕事中のできごと、プライベートでのできごとの2パターンあることがわかりました。

まずは仕事中でのあるあるからご紹介していきましょう。

 

新入社員や実習生に犬派か猫派か質問しがち

実際に質問してしまいますし、幾度となくされた質問のひとつです。

動物病院のスタッフには動物を飼っている人、あるいは以前飼っていた経験があり、思い入れのある品種があるという人が多い印象があります。

獣医師や愛玩動物看護師、トリマーを目指すきっかけになったのだと思います。

また初めて会う方との会話のつかみにしている、というスタッフもいました。

 

体のあちこちが凝ってしまう

動物病院ではほとんどは自身より小さな動物を相手にしているので、自然と下向きやかがんだ姿勢でいることが多くあります。

また、通常の診察や処置でも中腰の姿勢や診察台まで持ち上げるといった動作が多いため、過去に腰を痛めてしまったというスタッフも。

スケーリングなどの歯科処置もそのひとつ。

犬や猫の歯科処置は特殊な場合を除いて全身麻酔下で実施します。

誤嚥のリスクが高いため仰向けで処置することができないため、横から口をのぞき込むような姿勢で処置を行っています。

そのため腰や肩、首が凝ってしまい、翌日には体がバキバキになった、という獣医師の声が聞かれます。

聴診器を首にかけて持ち歩くこともあるので、首や肩が凝りやすいとの意見も聞きます。

スタッフの中には使用しないときはラックやデスクに聴診器をかけていることもありますが、その置き場所を忘れてよく捜し歩いているスタッフがいるとかいないとか…

 

レントゲン撮影ではリズムをとる

動物病院でのレントゲン撮影もヒト医療の場合とちょっと違います。

皆さんレントゲンを撮るときは、技師さんの指示で息を吸ったり止めたりしていますよね。

ですが、犬や猫の場合はそうはいきません。

撮影するスタッフで患者動物の呼吸のタイミングをはかり、撮影スイッチを押す必要があるので、ついついその子の呼吸のリズムに自分の呼吸を合わせてしまうのです。

 

ここで少し、スタッフではなく来院されている子のあるあるをご紹介します。

・家ではなかなか入らないキャリーにものすごい速さで入っていく

・家ではとってもはしゃいでいるのに、診察室では固まっている

一つ目は特に猫ちゃんの飼い主様からお聞きすることの多いお話ですね。

病院に来ると緊張していたり、キャリーはおうちに帰れるものと認識しているからでしょうか。

当院では子犬や子猫に病院を慣れてもらう、あわよくば大好きになってもらいたい…ということで様々なプログラムに取り組んでいます。

ぜひこちらのご案内もご覧ください。

パピーパーティーやキトンクラス、各種教室も開催しています。

当院公式LINEにて随時お知らせしていますので、まだの方は是非お友だち登録してくださいね。

 

さて、それでは動物病院あるあるのご紹介に戻りましょう。

続いてはスタッフのプライベートでのあるあるです。

 

ミックス品種の掛け合わせを予想する

この数年でミックス(あるいはハーフ)と称されるワンちゃんがよく見られるようになりました。

ミックスの子たちは両親それぞれの特徴を受け継ぎ、見た目や性格から掛け合わせを予想することができます。

例えばダックスやコーギーの短い足、プードルの巻き毛、パグやペキニーズのマズル、などなど見た目にも思い浮かびやすいですよね。

また、フレブルの明るい性格やプードルの人懐こい性格など、ついつい掛け合わせを予想してしまうスタッフも多いようです。

この子は柴犬とボーダー・コリーのミックスです。

 

野良猫に触る回数が減った

動物医療従事者はその教育課程で様々な感染症について学びます。

外で暮らす猫ちゃん達は外部寄生虫の予防やワクチン接種を実施していないことがほとんどです。

人獣共通感染症の怖さを学んでいるからこそ、また日ごろから動物に触れる仕事であるからこそ、自身が感染経路にならないよう自然と接触を避けるようになったというスタッフが多いようです。

たまによく人なれして甘えてくれる猫ちゃんもいるので、ついつい撫でてしまうこともあります。

ただし、触れた場合にはしっかり手洗いや消毒を行うよう心がけています。

 

家に帰るとおうちの子に匂いチェックをされる

動物病院では日々たくさんの犬や猫、時にはエキゾチックアニマルに触れています。

ゆえに帰宅するとただいまの挨拶よりも先に匂いチェックされることもしばしば…

それもしばらく経つと慣れてくるのか、次第に匂いチェック自体が減っていく子もいますが、一緒に遊ぼうと思っても、なんとなく距離をとられてしまうという経験をした関係者の方も多いのではないでしょうか。

 

柴犬のシャンプー後には頭や肩に毛が積もっている

こちらはトリミングあるあるですね。

柴犬は毛が密で下毛がふわふわとしているので、乾かしている間に舞い上がった被毛が雪のようにスタッフの頭や肩に積もっているのを見かけます。

また、しっとり濡れた被毛が床に落ちているので、足跡がくっきり残っていたのを発見したこともあります。

これは余談ですが、よく唐草模様のハーネスや首輪をつけているのは柴犬あるあるですね。

 

動物病院の「あるある」をご紹介してまいりました。

当院公式Instagramでも動画を交えてご紹介していく予定です。

また、公式インスタグラムではご質問やご感想も受け付けておりますので、是非フォローしてくださいね。

さて、皆様にも共感していただけたものはあったでしょうか。

とはいっても、今回ご紹介したのは数あるなかのほんの一部。

他のあるあるはまたいつか、どこかでご紹介できたら…と思っておりますので、是非皆様の「愛犬・愛猫あるある」も教えていただけたら嬉しいです。

この記事を書いた人

舘野 友奈(愛玩動物看護師)
ご家族から声をかけていただきやすい雰囲気作りを心がけています。現在は整形外科部門を中心に強化に精を出している。シェルティが大好きで好きなところを語り始めると止まらなくなる一面も。趣味は推理小説を読むこと。個人的に好きな作家は赤川次郎と西村京太郎。