犬や猫のフードの切り替えはどうしたらいい?切り替え方法や注意点を解説します!
この記事の内容
犬や猫のために「獣医さんにお勧めされた療法食に変えたい」「別のフードに変えてみたい」そう思った時、どんなことに気をつけて替えていけばいいのでしょう?今回はフードの切り替え方や注意点について解説いたします。

清水(愛玩動物看護師)
主に受付業務を担当しています。初めてのご来院の方も安心していただけるよう明るく笑顔でをモットーにご案内しております。プライベートでは中学男子とマルプー2頭とフクロモモンガ11頭のお母さん。休みの日の楽しみは子供のサッカーの応援とアラームをかけずにお昼寝すること。
どんなタイプのフードがあるの?
形状や硬さなど、いろんなタイプのフードがありますが、大きく分けて2種類あります。
ドライフード
水分量を抑え、乾燥させた粒状のフード。主に総合栄養食と表示され、水とそのフードのみで栄養が取れるフードが多いです。

ウェットフード
缶詰やパウチに入っている。水分量が多い柔らかいフード。香りが良いので嗜好性が高いです。
総合栄養食ではないものもあるため購入時に注意が必要です。
詳しくはこちらで解説しています。
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犬や猫のごはんはドライフードとウェットフード、どちらを食べたらいいの?

目的に合わせたフードを選ぼう!
一言で「フード」といっても目的に合わせて作られた様々な製品があります。たくさんのフードがある中で、何を基準にしてフードを選んだら良いかを解説します。
総合栄養食
毎日ペットフードと水だけで与え続けても健康を維持できる栄養バランスの整ったペットフードのことです。
間食
一般的に「おやつ・スナック・トリーツ」のことです。
間食は1日の摂取カロリーの20%以内に抑えることが求められます。
療法食
病気の治療に合わせてフードの栄養成分の量や比率が調整され、治療補助を目的としたフードのことです。
※療法食は獣医師の指導のもとで与える必要があります。
その他の目的食
「総合栄養食・間食・療法食」のいずれにも該当しないフードで、使用の目的によって「一般食・栄養補助食」に分かれます。
- ・一般食
- 嗜好性を上げるのが目的のペットフードで「一般食・副食等」と表示されています。
- ・栄養補助食
- 特定の栄養素やカロリーを補う目的で与えるフードやサプリメントのことです。
年齢に合わせたフードを選ぼう!
ペットは年齢やライフステージ(成長段階)によって必要となる栄養素が異なります。
ペットショップやブリーダーからペットをお迎えした際に「今まではこのフードを食べているので、しばらくは同じフードを与えてください」と言われたまま同じフードを与え続けていませんか?
年齢を重ねるにつれて運動量や基礎代謝が低下し、筋肉や骨格に必要な栄養素も変わるため必要なカロリー量にも違いが出てきます。
そのためペットの年齢やライフステージに合ったフードを選びましょう。
また病気や食物アレルギーなどでフードを変えなければならないこともあります。


- 子犬/子猫/パピー/キトン(生後~11か月)
- 主に1歳未満の子犬向けのフード。高タンパク、高カロリーで栄養価が高いです。
- 成犬/成猫/アダルト(1~6歳)
- 主に1歳~7歳未満向けのフード。
- 高齢犬/高齢猫/シニア(7歳以上)
- 主に7歳以上向けのフード。食べやすく消化のいい成分が入っていることが多いです。
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フードは一気に切り替えてはいけないの?
フードを切り替えるときは一気に替えてはいけません。
体への負担を軽減させるために徐々に切り替える必要があります。
腸内環境はこれまで食べていたフードの内容に合った腸内環境に整えられているため、突然フードが変わると胃腸がびっくりしてしまい、消化不良を起こし軟便や下痢になることがあります。また新しいフードに含まれる成分にアレルギー反応を起こすケースもあります。
徐々にフードを切り替えておけばアレルギーを発症したと思われる成分を少量のみ摂取することになるので症状も軽く抑えることができます。

フードの切り替え方
切り替え期間は基本1週間~10日程度が目安とされています。
1日目は今までのフードが90%、新しいフードが10%程度の割合で混ぜて与えます。その時、嘔吐や下痢をしないかを確認しましょう。
問題がなければ2日目は今までのフードが80%、新しいフードが20%程度といったように1週間~10日程度かけて毎日10%ずつ新しいフードの割合を増やし、今までのフードを減らしていきます。

この時、今までのフードと新しいフードのお皿を分けて与えると、今までのフードだけ食べて新しいフードだけを残す可能性があります。新しいフードを残す事がないよう、しっかりと混ぜることがポイントです。
高齢期は胃腸の動きが落ちてきていることに加えて、味の好みがコロコロ変わっていく場合があります。新しいフードに警戒していたり、もともとお腹が弱かったりする場合はもう少し時間をかけて、ゆっくり切り替えてあげましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
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また、ドライフードからウェットフードに切り替えるときは注意が必要です。
ウェットフードは水分量が多いので、1g当たりのカロリーがドライフードに比べて低いです。そのため1日に必要なエネルギーを補給するにはドライフードの量よりも多く与える必要があります。
しかしウェットフードの推奨カロリー量のすべてを与えると胃腸への負担になることがありますので徐々に増やしていきましょう。
新しいフードの量は適切ですか?
フードの切り替えが問題なく完了したら、改めてそのフードの量が適切な給与量か確認しましょう。
フードのパッケージに100g当たりのカロリーが記載されています。このカロリーはフードの種類やメーカーによって異なります。そのため今までのフードと同じ量のフードをカロリー計算せず与えるとカロリーの不足、逆にカロリー過多といったことが起こる可能性がありますので新しいフードに切り替えたときは1日に必要な給与量を計算し直すようにしましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
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今あげているご飯の量は適切?犬と猫に必要なカロリー計算をしてみましょう
フードの切り替え中に下痢になった!どうしたらいい?
フードの切り替えを始めてから下痢をした場合、まずは半日程度の絶食をおすすめします。
ただし、成犬で痩せていない元気がある子に限ります。
絶食後は、いつもの食事量を少量から回数を増やして与えるようにしましょう。ふやかして柔らかくすることでお腹への負担軽減にもなります。しかし絶食がストレスになり嘔吐をする可能性もありますので、様子を見ながら判断しましょう。
下痢になると水分が失われて脱水のリスクが上がりますので水分摂取はこまめに行ってください。下痢や嘔吐が続く場合は今までのフードに戻す、もしくは獣医師にご相談ください。
症状が治まり体調がもどったら再度フードの切り替えを再開していきます。
再度下痢になる場合はそもそもそのフードが体質に合わなかったり、アレルギーの原因となる成分が入っている可能性もあるため獣医師に相談の上、別のフードに変更しましょう。
まとめ
フードを切り替える際はその理由と方法をしっかり理解することが大切です。
急な変更は消化不良や食欲不振などの原因になることがあるため、健康状態をチェックしながら時間をかけてゆっくり切り替えましょう。フードの変更は健康管理の一環でもありますので、気になる点があれば獣医師にご相談ください。
家族の健康のために正しいフード選びと切り替え方法を心がけましょう。