新しい家族をお迎えしよう!どんな準備が必要かな?~保護犬・保護猫編~
新しく犬猫をお迎えしたい!そんな時、皆さんはどんな手段を思い浮かべるでしょうか?
ペットショップから子犬、子猫をお迎えするイメージが強いかもしれませんが、その他にも新しい家族との出会いの場は様々あります。その中で、今回は保護犬・保護猫をお迎えする方法や準備についてご紹介します。

遠藤(愛玩動物看護師)
小学生のころから動物に関わる仕事に就くことが夢であり、人からも動物からも信頼される存在を目指し日々成長中。実家では猫を飼っており、写真を送ってもらっては愛猫の可愛い姿を眺めるのが最高の癒し時間。趣味は推し活で、暇さえあれば推しのイベントやライブ会場に足を運んでいる。
保護犬・保護猫とは
そもそも保護犬・保護猫とは、何らかの事情で保健所や動物愛護センター等に引き取られた、飼い主のいない犬猫のことを指します。保護される理由は以下のように様々挙げられます。
- ・飼い主の病気や高齢化、経済的な理由での飼育困難
- ・繁殖犬/繁殖猫としての役目を終えた犬猫
- ・多頭飼育崩壊の現場からのレスキュー
- ・野良犬/野良猫
- ・災害や脱走による迷子
- ※繁殖犬/繁殖猫:ペットショップ等で販売される子犬子猫を産むため、ブリーダーのもとで飼育される犬猫のこと
保護犬・保護猫は年齢も性格も品種もバラバラです。人と接する機会がないまま成長してきた子もいれば、飼育されていてもまともな管理がされず劣悪な環境で暮らしてきた過去を持つ子もいます。やむを得ない事情で飼育困難となるケースもありますが、人間側の勝手な都合で飼い主を失ってしまう場合がほとんどです。
保護された犬猫は飼い主の元への返還や里親希望者への譲渡が行われますが、どうしても飼い主が見つからない場合は殺処分の対象となってしまいます。保護犬・保護猫をお迎えすることはそういった命を救い、繋いでいく方法でもあります。

保護犬・保護猫をお迎えするには?
保護された犬猫は、動物愛護センターや民間の保護団体等から譲り受けることができます。各施設により異なりますが、適切な飼育環境や経済的余裕があること、家族全員の同意を得ることなど譲渡する上で一定の条件が設けられています。
家族との相性を確かめるため、正式な譲渡の前に一定期間一緒に暮らすトライアルを実施する場合もあります。
また、愛護センターや保護団体では定期的に譲渡会を開催しているところも多く、そのような場に参加するのもおすすめです。里親募集している多くの犬猫が集まっており、ある程度の性格や特徴が分かっているため自分に合った子をお迎えしやすいのがメリットといえます。
お迎えするときの心構え
先ほども紹介した通り、保護犬・保護猫は様々な過去を持っているため周りへの警戒心が強く臆病だったり、新しい環境に慣れるまでに時間がかかったりする場合があります。
お迎えする子の性格や育ってきた環境を理解し、その子のペースに合わせて接してあげましょう。
また、健康状態を確認しておくことももちろん重要です。保護施設で実施していた検査や予防歴を把握し、お迎え後の受診スケジュールをスムーズに立てられるようにしましょう。
そして、「終生飼養」の責任があることを忘れてはいけません。
保護動物に限らず、一度飼い始めたらその子の命は全て飼い主に委ねられます。自分自身の健康面や経済面、今後のライフイベントを想定し、責任をもって最後まで一緒に暮らせるかよく考えておきましょう。

準備しておくもの
保護犬や保護猫をお迎えするとき、どんな準備が必要なのでしょうか。ペットショップからのお迎え時と大きく違いはありませんが、犬と猫でそれぞれご紹介します。
- 犬
- ・首輪やリード
- ・サークル
- ・キャリーバッグ
- ・トイレ/ペットシーツ
- ・食器
- ・フード
- 猫
- ・ケージ
- ・キャリーバッグ
- ・トイレ/猫砂
- ・食器
- ・フード
- ・爪とぎ
自分の空間として認識できる場所があると安心できるため、リビングの一角などにサークルやケージを設置し、ゆっくり休める場所を確保しましょう。
新しいお家の環境に慣れるまでは無理に干渉せず、そっと見守ってあげることも重要です。
また、病院への受診や災害時の避難など、スムーズに移動できるようキャリーバッグも用意しておきましょう。上記で紹介したもの以外にもベッドやおもちゃなど、快適に過ごせるための用品を揃えておくと安心です。


先住動物がいる場合は?
既にご自宅でペットを飼っている場合、一緒に暮らすための注意点がいくつかあります。
まず、お迎えしてすぐに先住動物と直接対面させることは避けてください。
人との相性と同様に先住動物との相性も非常に大切です。初めは家族が見守れる環境で短時間ずつ触れ合わせ、お互いに慣れてきたら徐々にその時間を長くしていきましょう。また、お互いに感染させない、健康に暮らすため、先住動物にも確実な予防を実施しましょう。
新しい子を迎えるとどうしても飼い主の注意は分散されるため、先住動物が寂しさやストレスを感じる場合があります。ごはんをあげたり、遊んだり、何事も先住動物を優先させることを意識して接してあげてください。

まとめ
ALL動物病院新鎌ヶ谷では、民間の保護団体「ふくねこや」さんによる保護猫の譲渡会を不定期で実施しております。日程については院内のポスターやLINEで随時告知しておりますので、少しでも興味のある方は是非一度お越しください。
人にあまり慣れていない子や少し怖がりな子も確かに多いですが、愛情をもってそっと寄り添うこと、その子のペースに合わせてゆっくり距離を縮めていくことできっと明るい未来が待っているはずです。保護犬、保護猫に限った話ではありませんが、新しい家族を迎えた際にはぜひ素敵な想い出を沢山つくり、楽しい生活を送っていきましょう!
