【動物病院が教える】子犬のトイレトレーニングのコツを解説します
この記事の内容
「トイレは自然に出来るもの」「教える必要あるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし犬のトイレトレーニングは必須です!
トイレトレーニングをしておけば指定の場所で排泄をすることもでき、もし台風や地震などの自然災害に巻き込まれたとしてもまわりの人とトラブルになることも防げます。
病気の時や介護が必要になった際も外に出なくてもかけ声で排泄をしてくれますので、衛生的に管理することも出来ます。

荻野 (獣医師)
動物とご家族のため日々丁寧な診療と分かりやすい説明を心がけています。日本獣医輸血研究会で動物の正しい献血・輸血の知識を日本全国に広めるために講演、書籍執筆など活動中。3児の父で休日はいつも子供たちに揉まれて育児に奮闘している。趣味はダイビング、スキーと意外とアクティブ。
犬のトイレトレーニングの事前準備
まずはトレーニングに必要な環境を整えましょう。
必要物品
- ・サークルやケージ
- ・トイレ素材(シーツ):大きさは身体の1.5倍の大きさ
- ・消臭スプレー
- ・クレート
- ・エチケット袋

設置場所
トイレに必要な物が準備出来たら置く場所を決めましょう。家族と犬が普段1番長くいる場所はどこでしょうか?
リビングなどの一室においておけば、子犬がトイレをしたい時にすぐ行けるため失敗が少ないでしょう。
一般的には食べる場所や寝る場所から離してあげるのが理想的ですが、あくまで理想ですので部屋の大きさを考えて無理のない範囲で環境を整えてあげるといいでしょう。

犬のトイレトレーニングのコツ
重要な3つのポイントがあります。
- トイレへ行くタイミングを逃さない
- 成功したらすぐにご褒美をあげる
- 失敗しても叱らない
トイレのタイミングを逃さない
失敗させないために、まずはトイレへ行くタイミングを覚えることが重要です。
子犬は寝て起きた後や食事を食べた後、遊んだ後などが排泄のタイミングです。
初めのうちは行動の範囲を制限し、トイレにすぐ行くことができるような失敗を減らす環境を整えてあげることが大切です。そのほかに地面の匂いを嗅いだり、腰を下げたりするのも排泄をする合図です。見逃さないようにし、トイレに誘導してあげましょう。

トイレのタイミングが見られたら、トイレに誘導してかけ声をかけます。かけ声で排泄のタイミングを覚えることで、指定した場所で排泄を促すときにここがトイレだよと伝える事が出来ます。「ワンツーワンツー」や「トイレトイレ」など短い単語を使い、混乱しないように単語は家族で統一しましょう。
成功したらすぐにご褒美をあげる
トレーニングではタイミングがとても大切です。
トイレで排泄が出来たら、すぐにご褒美をあげましょう。
トイレから手が届くところにご褒美を置いておき、「いいこ」「おりこう」などわかりやすく褒め言葉を伝え、ご褒美をあげましょう。
おやつが無かったから後であげよう、シーツを片付けてからあとで褒めようなど後回しにすると子犬はなぜご褒美がもらえたのか、なぜ褒められたのか理解出来ません。
失敗しても叱らない
叱られると「排泄」をしたことに対して怒られていると勘違いをしてしまい、排泄を我慢してしまったり、どこか他の場所に隠れて排泄をすることもあります。
トイレトレーニングは1回では覚えることはできないため、根気強く覚えさせていきましょう。

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犬がトイレを失敗しない環境整備
トイレを失敗しないためには物理的に失敗を減らす工夫と、ほめて伸ばすのがとても大切です。
最初のうちはトイレを失敗しないようにつきっきりで見てあげるのが好ましいのですが、難しいこともあるので、行動を制限できるように環境を整えましょう。
例えば下の画像の様に全面にシーツを敷き、サークルのシーツ内で排泄をしたらOKということにして排泄をしたら褒めます。
サークル内でトイレをすることに慣れてきたら徐々にシーツを減らしていきましょう。
そのほかに、子犬がトイレシーツと勘違いしやすい衣類やタオル、カーペットなどの素材は間違えやすいのでトレーニング中は片付けておくといいでしょう。

失敗してしまったら、その場所はしっかりと消臭スプレーなどを使用し、匂いを消して静かに片付けましょう。
子犬がトイレを我慢出来る時間は一般的に月齢プラス1時間と言われていますので時間を目安に誘導してあげてもいいと思います。
何度もトイレを失敗する原因と対処
トイレ周りの環境が変わった
トイレ周りの環境を変えた後に失敗が起きた場合には、環境を元に戻してみましょう。戻した後に失敗がなくなるのであれば、そのままの環境を維持してあげましょう。
ストレスや嫌な出来事と紐付いている
ストレスやトイレに関連した嫌な出来事が無かったかを考えてみましょう。トイレをしたら嫌なことがあったからここでしたくないという事があるかもしれません。良い印象に戻すためにしっかりご褒美を使用して良い印象を取り戻しましょう。
マーキング
色々なところにトイレをする場合はマーキング行動の可能性もあります。その場合はトイレトレーニングをもう一度やり直す必要があります。
病気の可能性
トイレまで間に合わずに失敗してしまう、頻尿や血尿が見られる、あちこちでトイレをする場合には病気の可能性も考えられます。
- ・尿路結石や膀胱炎などの泌尿器系疾患
- ・アジソン病などの内分泌系疾患
排泄に関する病気は以下の記事で解説しています。
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これらを改善しても、何度も同じ場所で排泄をしてしまう場合は、その場所をトイレにしてしまうのも一つの手段です。
まとめ|犬のトイレトレーニングは褒めて伸ばす
トイレは子犬の頃からトレーニングをすることで失敗することも少なくなります。失敗しにくい環境整備と褒めてあげることで犬にとってプラスの印象を作ってあげましょう。
かけ声でトイレができるようになることは、社会で一緒に生活をしていく上で大切です。
また個体差はありますが、生後6ヶ月くらいまでは覚えていたことが突然出来なくなることもあります。
トイレトレーニングや他のしつけも覚えたら終わりではなく、継続して続けて行くことがとても重要です。根気強くトイレの練習に付き合い、出来たらご褒美(おやつや遊び)&褒めるということを忘れないように頑張りましょう!
