【動物病院が教える】マンチカンの特徴・性格・かかりやすい病気とは?
品種別シリーズ第1弾、今回はマンチカン編です!
近年では猫人気ランキング上位にランクインするほどの人気で知名度も高いマンチカン。
かわいらしい見た目に誰しも一度は癒やされた経験があることでしょう…!
そんなマンチカンの魅力や性格、特徴などをご紹介していきます。

野田(愛玩動物看護師)
「常に笑顔」がモットーでスタッフ間でも素敵な笑顔と評判。明るくお迎えすることでご家族のみなさまにほっと安心していただけるように心がけています。自宅では高齢猫と暮らしていることから猫好きで、来院した猫の個性に合わせたケアが得意。趣味はゲーム実況動画やお笑い番組の鑑賞。
マンチカンの歴史
マンチカンのような短足の猫は人間が交配させて作り出した品種ではなく、遺伝子の突然変異で誕生しました。
1940年代頃に初めてイギリスで発見されたと言われています。後に、アメリカのルイジアナ州でも同様の短足の猫が発見され、マンチカンの繁殖が本格的に始まりました。
マンチカンという名前は、世界で愛させている名作「オズの魔法使い」に出てくるマンチキンという小人が由来だと言われています。
ただし、マンチカンを純血種として認定するかどうかは、純血猫品種登録機関によって判断が分かれています。その理由は、マンチカンが遺伝子の突然変異によって誕生した猫種だからです。

マンチカンの特徴
「マンチカン=短足」というイメージが強いと思いますが、短足が誕生する割合はなんと全体の20~30%と非常に少なく、マンチカンのほとんどが他の猫種と同じ足の長さです。
「マンチカンなのに足が長い!」と驚く方もいますが、実は足長マンチカンが珍しいのではなく、短足マンチカンの方が希少なのです!
短足同士を交配したら高確率で短足マンチカンが生まれるのでは?このように考える方も多いと思います。
しかし、短足同士やスコティッシュなどの耳が折れている猫との交配は関節の異常が出現する可能性が高くなるため禁止されています。
マンチカンの性格
性格は好奇心旺盛でとても社交的です。子どもや他の動物にもフレンドリーなため、お子様がいる家庭や多頭飼いに向いていると言われています。(※先住動物の性格やマンチカンにも性格に個体差があるため必ずしも当てはまるわけではありません)
また、見た目の短足と相反して活動的で遊ぶことが大好きな猫種です。運動量やおもちゃを追いかけて走る素早さも他の猫に劣りません。短い足で必死になって遊ぶ様子はとってもかわいらしいですよね。遊ぶ時間をたくさん確保してあげましょう!


マンチカンの種類
マンチカンは様々な猫種と交配させたことから驚くほど毛色のバリエーションが豊富にあり、単色のみでなく、複数の毛色をもつ猫も存在します。クリーム、ホワイト、ブラック、ブラウン、ブルー、キャリコ(白黒茶)、タビー(縞模様)など、どの毛色もかわいらしいですが特にクリーム色は人気が高い毛色になります。血統登録機関TICAではどの毛色も正式に認められています。
マンチカンをお迎えする前にどの毛色が好みか調べておくと良いかもしれません!
また、マンチカンは短毛種(ショートヘア)と長毛種(ロングヘア)に分かれています。
毛色や被毛の長さによる性格の違いもほとんどありません。
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マンチカンとの暮らし方
マンチカンのお手入れ
短毛種でも毎日のブラッシングは必須となりますが、長毛種は特に1日数回ブラッシングを行う必要があります。特に脇や股など擦れやすい部位は毛玉ができやすいため念入りにブラッシングしましょう。
また、夏場にはトリミングでカットを行うと熱中症や毛玉対策になります。ブラッシングについて詳しくはこちらをご覧ください。
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マンチカンの生活環境づくり
説明した通りマンチカンは活発で運動量が多い猫なので、十分に運動ができる環境作りが必要となります。また、肥満になると関節に負担がかかってしまうため肥満予防にも運動は欠かせません。
短足のマンチカンは、他の猫よりも跳躍力が劣るため低めのキャットタワーを選びましょう。簡単にできる環境の工夫として、足に負担がかからないように滑りにくいマットを敷くことや段差を無くすためにスロープを設置するのもおすすめです。
マンチカンがかかりやすい病気
骨軟骨異形性
遺伝的に発症する関節の病気で、関節の軟骨が骨のようなコブに変化する病気です。スコティッシュフォールドに多いこの病気ですがマンチカンもよく見られます。
若いうちには問題がなくても年齢を重ねることで関節の可動域が狭くなったり、歩き方の変化がみられたり、痛みが生じることもあります。
関節炎
短足がチャームポイントではありますが、体を支えている足が短いため他の猫と比較すると足や腰に負担がかかりやすい身体のつくりになっています。
関節炎を悪化させないためにも肥満には注意しましょう。体重管理にお悩みの方はこちらをご覧ください。
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椎間板ヘルニア
猫界のダックスフンドと呼ばれる程、短足なため椎間板ヘルニアに罹りやすいです。これは背骨と背骨の間にある椎間板が背側に飛び出すことで神経を圧迫する病気です。
体を触った際に怒る、歩き方が普段と違う、運動を嫌がるなどの症状が出ます。
こちらの記事をご参照ください。
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まとめ|マンチカンが快適に暮らすために
今回はマンチカンについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
マンチカンは短足で有名ですが、短足だけがマンチカンのチャームポイントではありません!
長い足も個性の1つですよね。オンリーワンの姿をかわいがってあげましょう。
とても友好的で飼いやすい猫種ではありますが、短足ならではの筋骨格系疾患に罹りやすいため生活環境を工夫し、足腰の負担を減らすように心がけましょう。

